2023年2月1日から医療法人社団生和会理事長を拝命いたしました木村浩彰でございます。

生和会は1984年高度成長時代に山口県徳山市で開設しました。時代とともに高齢者が増え、2022年9月には人口1億2497万人の29.1％が65歳以上となり、世界で最も高齢化が進行しています。高齢化によって糖尿病や高血圧などの慢性の病気に加えて、新たな病気を発症するようになり、病気の診断と治療だけでなく、病気や障害を抱えて生活することも必要になりました。

生活を支えるため、2000年に介護保険が施行されましたが、医療と介護が別々ではうまく機能しません。生和会は医療・介護の分野において、価値のある質の高いサービスを一貫して提供することを理念としております。 また、患者さまが「笑顔」で暮らすため、慣れ親しんだ地域に密着した施設が必要です。生和会は山口を皮切りに、広島・兵庫・大阪・京都・奈良・東京と、医療施設だけでなく通所・訪問・入所施設も手掛けております。

2025年には団塊の世代が75歳となり、国民の65歳以上が1/3、75歳以上が1/5となり、高齢化とともに総人口や労働人口の減少、社会資本の消失など社会が大きく変化します。これからも、最先端の技術や知識を習得し、経済学者マーシャルの「Cool heads but warm hearts」を胸に、「心のこもったサービス」を提供し、医療福祉の発展に貢献して参りたいと思います。